5月のみかん畑での作業
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あちこちで白いみかんの花が咲き、のどかな景色が広がる段々畑。
そんなのんびりした5月ですが、実は秋冬のみかんシーズンを支える大切な準備期間でもあります。
この時期には、どのような作業があるのでしょうか?

5月の西宇和の農園

まずは摘蕾(てきらい)という作業。
これは余分なつぼみを取り除き、数を減らすものです。
みかんはそのままにしておくと、とてもたくさんの実が付き、一つ一つに分けられる栄養が減ってしまいます。
そのため、より多くの実に栄養を行きわたらせ、おいしく育てるために適切な数にすることが重要です。

木の形を整える「剪定(せんてい)」という作業もあります。
みかんの生育には日当たりが重要です。内側が隠れていないか、風通しは良いか。
木の形、枝や葉の様子を見ながら不要な枝葉を切っていきます。

みかんの木々が広がる西宇和の農園

さらに、土づくりも欠かせません。
雑草を抜いたり肥料をあげたりすることで、木と育ち始めた実に十分な栄養を届けます。
土はみかんの成長の土台となる重要なポイントです。自然の力を生かしながら、適切に手入れすることで、より良い生育環境を整えています。

これらは細かい内容の上、農園のすべての木に行う必要があるという、膨大で大変な作業です。
それぞれは小さなことに見えますが、地道な努力が積み重なることで、よりおいしいみかんになるんですね。

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