西宇和みかんとは
About Nishiuwa Mikan

西宇和みかんとは

みかんの里「西宇和」

西宇和みかんとは、愛媛の最西端に位置する西宇和地域で生産される、みかんの総称です。昭和39年に真穴地区、平成8年に川上地区が、2度の天皇杯受賞をはじめさまざまな賞を受けており、西宇和みかんはその品質の高さで名高い一品です。

みかんの里「西宇和」

西宇和の歴史

西宇和での温州みかんの栽培は明治28(1895)年に始まり、現在のみかん農家の先代や先々代の方々が、山を耕し、そこから出る石を積み上げて段々畑をつくっていきました。この地域は、海岸部に典型的なリアス式海岸が続き、内陸部では起伏のある傾斜地が多く、平地が少ない地形が特徴で、いわゆる農耕に向いた土地ではありません。しかし気候は温暖で、日照量が多く、水はけもよいため、果樹栽培には最適な環境になっています。
そこで西宇和の人々は、おいしいみかんをつくることに懸命に取り組んできました。一世紀を超えた今も、農家の方々が大切に畑を守り続けており、遠くまで続く美しい段々畑の景観には、昔から今に至るまでの、みかんづくりを行う人々の思いも垣間見ることができます。

西宇和の歴史

西宇和の人々のみかんへのこだわり

西宇和は、温州みかんを中心に、多彩なかんきつを一年を通してお届けする「みかんの里」として知られるようになりました。しかし、おいしさへのこだわりには終わりがなく、今も先人たちが培ってきた栽培技術を駆使しながら、新しい栽培技術へも果敢に挑戦し、さらにおいしく高い品質のみかんづくりに取り組んでいます。
おいしさだけではなく、安心・安全にも、西宇和のみかんはこだわり続けています。土づくりから収穫まで、有機物肥料・最少防除にこだわり、自然を生かすことを基本としています。
平成15年には「食の安全・安心対策推進本部」を設置し、さまざまな施策を実施するとともに、「安心・安全な農産物づくり運営規程」に基づき、トレーサビリティーの構築を進め、生産から出荷の工程まで適切に管理する体制を整えています。

西宇和の人々のみかんへのこだわり

西宇和みかんの選果場

みなの

みなの

三瓶共選と八協共選が正式合併し、“みなの共選”が発足しました。四国の西南部 佐田岬半島の付け根に位置する八幡浜市から西予市まで、南北にまたがる広い地域で様々な品種の柑橘の生産を行っています。食の安全・安心に対するニーズに対応した徹底した栽培管理と高品質な果実生産を進めながら積極的な新品種導入などで新たなチャレンジを行っています。
まるま

まるま

真穴は四国・愛媛県の佐田岬半島の付け根に位置する、八幡浜市の真網代地区と穴井地区の総称で、宇和海の潮風、輝く太陽、柑橘類に最適の古成層の土壌に恵まれたみかんの故郷です。昭和39年には、段々畑で丹精込めて作ったみかんが、みかん産地として日本初の「天皇杯」を受賞しました。以来、農林水産大臣賞など数々の賞を受賞し、お客さまからも真穴産を指定していただけるなど好評を博しています。
まるか

まるか

石垣の段々畑が山の頂まで開けており、ほぼ温州みかんの専作地帯になっています。農道網の完備、スプリンクラー設備の導入による果樹園の省力化、個性化商品の生産、選果場施設の近代化などで、全国的にも注目を浴びました。平成8年には「天皇杯」を受賞しています。
やわたはま

やわたはま

温州みかん、伊予柑、その他を栽培する、温州みかん主力型の産地です。舌田、栗野浦、川之石の3地区から成り、畑の多くが南から西に向いた海岸に位置するため、西から照りつける太陽と潮風が当たる、大変優良な栽培地です。
ひのまる

ひのまる

温州みかんの専作地帯で、日本の代表的な産地です。品質・品格ともに、大田市場では日本一の評価を連続して受けています。屏風を立てたような急勾配の段々畑は、全て南向きで八幡浜港に面し、豊富な日照量と宇和海の照り返しを十二分に受け、排水も良く、まさに高品質みかん栽培に適した土地です。
みつる

みつる

かんきつ栽培面積950haと、西宇和で最大の生産量を誇る、温州みかん・晩柑の複合産地です。いよかん・温州みかん・清見タンゴール・デコポンなどを生産しており、糖度・酸度のバランスが最も優れた高品質ブランドの「蜜る」が、市場で高い評価を得ています。生産者には若い後継者が多く、活気のある産地です。
まるい

まるい

日本一長い佐田岬半島の東側に位置し、温州みかんを中心とした中晩柑*との複合産地です。甘いみかんより、高糖で適酸のコクのある“うまいみかん”にこだわり、最高級品の生産に努めています。台風の襲来による被害が多い地区ですが、生産者の努力と愛情により、こだわりのみかんづくりを行っています。
まるみ

まるみ

佐田岬半島の先端に位置する、中晩柑*の専作地帯です。清見タンゴール、サンフルーツ、甘夏、デコポン、いよかんなどを生産しています。全国有数の清見タンゴールの産地であり、半島の無霜条件で栽培される清見の品質は高く、春のジューシーな柑橘として人気があり、地域の特産品として力を入れています。

まるいそ

富士柿部会

キウイフルーツ部会

礒津部会

※中晩柑とは、1~5月ごろに収穫される温州みかん以外のかんきつの総称です。

西宇和みかんの選果場

※みなの共選は、2023年に三瓶共選と八協共選が正式合併し、発足しました。