真穴共選 宮本定さん
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インタビュー

2018.11.2

八幡浜市の南西に位置する真穴地区を訪ねてきました。
入り江の港から山に向かって延びていく段々畑を登っていくと、宇和海の穏やかな海が一望でき、海に向かって右奥に佐田岬半島、左奥のはるかかなたには大分県の姿も見ることができます。

宇和海の穏やかな海

真穴のみかんは全国初の優良みかん産地として、第3回農業祭園芸部門で天皇杯を受賞しており、歴史、品質ともに日本を代表する産地です。そんな真穴のみかんについて、真穴共選の宮本定さんにお話を伺いました。

宮本定さん

まず、昨今のみかん作りについて尋ねてみました。
「昔と今では少し気候が変わっています。9月や10月のみかんが熟すべき時期に、気温の高い日が続いたり、急激な雨が降ったりすると、みかんが成長を続け、糖度が上がりにくくなり、皮が浮いたみかんになってしまうのです」
おいしいみかん作りは、常に気候とのにらみ合いだそうです。


「そのため味や収穫量に差が出ないよう、土にかぶせたマルチシートでしっかりと水を調整し、葉と実のバランスにも気を付けています。これは機械ではできないことであり、技術が試されるところですね」と、苦労や工夫について語ってくれました。

さらに宮本さんによると、みかんの味は、実の近くにある葉の数や状態で決まるそうです。みかんそのものに目が向きがちですが、おいしさを考える上で、土にも葉にも細心の注意が払われています。

宮本定さん

「品質の管理には、特に気を遣っています。出荷の際に、光センサーでみかんの糖度と酸度が測られ、見た目、味ともに厳しい基準がありますが、これは単なる選別作業にとどまらず、私たち生産者にとって、良いみかんを作ろうという動機にもなっています。周りのみかん農家の方も、細かい所にこだわる人が多いと感じますね」とみかん作りのこだわりを語ってくれました。

気候変動の他にも、収穫前の台風など多くの課題の中、みかん作りに対して、惜しみない手間と技術が注がれています。

西宇和みかん


撮影日 2018年10月上旬

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