みつる共選 玉井真吾さん
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インタビュー

2018.11.14

右へ左へとつづら折りになった山道をしばらく進むと、海と山と町のコントラストが美しく映える、見晴らしの良い農園に着きました。
八幡浜市から少し北部にある、みつる共選の玉井真吾さんのみかん農園です。

みつる共選の玉井真吾さんのみかん農園

農園は町から割と近い場所ですが、山の上部に位置しており、海から吹き上げる澄んだ空気がとてもすがすがしい環境です。

園内に足を踏み入れると、西宇和のみかん作りではおなじみの、白いシート(マルチシート)が目に付きます。

白いシート(マルチシート)

「マルチシートの敷き方には、必要な部分にだけ敷く方法と、園全体に敷く方法があり、それぞれ糖度が変わってきます。私は特に、糖度に気を遣っています。この農園は山なりの斜面に位置しているので水はけが良いのですが、マルチシートを全面に敷くことで、さらに甘みを強くすることを目指しているのです」と、こだわりを語ってくれました。
斜面にマルチシートを敷くのは、平地よりも大変な作業だそうです。

みつる共選の玉井真吾さん

玉井家は、代々みかん農家ということで、農園の成り立ちについて尋ねてみました。

「祖父の代からみかん作りを続けていますので、樹齢50年以上の古木もあります。複数の品種を育てているため、3月いっぱいまで収穫が続くなど大変なこともありますが、祖父の代から受け継いできたみかん作りへの思いを大切に努力していきます」

みつる共選の玉井真吾さん

西宇和のみかん作りには、その技術にも、木にも、思いにも、代々続く歴史があります。

撮影日 2018年10月上旬

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