みかんは、もむと甘くなる?
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「みかんは、もむと甘くなる」という話を聞いたことはありますか。ほかにも似た話で、みかんを自転車のかごに入れて持って帰ると甘くなる、なんて話もありますね。
どういう仕組みで甘くなるのでしょうか。

みかんの味は、糖度と酸味のバランスで決まります。つまり、甘くなるということは、相対的に酸味が減るということですね。

酸味の元になっているクエン酸には、みかんを修復する機能があります。そのため、もまれたり、かごが揺れてぶつかったりすることで、傷ついたみかんを修復しようと、クエン酸が消費され、より甘みが引き立つようになるといわれています。

西宇和みかん

そしてクエン酸は、みかん自身も使います。
個体差はありますが、みかんを購入してすぐに食べるよりも、少し時間をおいて食べた方が、まろやかで甘く感じることが多いと思います。これはみかんが呼吸をすることでクエン酸を消費するためです。

このようにクエン酸は、みかんの味に影響を与えたり、守ったりするなど、重要な機能を持っています。

西宇和のみかんにもさまざまな種類があります。長期間貯蔵して、甘みが強くなってから出荷するような品種もあれば、早めに食べるほうが適している品種もあります。
酸味が変化することで、味がどのように変わるのか、その違いも楽しんでください。

蜜柑

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