私たちの西宇和みかん その4
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シリーズ連載

2019.3.13

前回に続き、全5回のシリーズで、八幡浜高等学校の商業研究部「バーチャルカンパニー A★KIND(あきんど)」の活動を紹介いたします。

八幡浜高等学校

八幡浜高等学校では、修学旅行で訪れた場所で、みかんを配布していると聞きました。
高校生が自分たちの地元の名産品であるみかんを元気よく配っている姿はとても和やかですね。

みかんの配布 みかんの配布
石岡さん

みかんを配布する取り組みについて、石岡さん(2年)に尋ねてみました。
「カナダでは、クリスマスに大切な人にオレンジを送る、クリスマスオレンジという文化があります。日本においても、もっとみかんに親しんでほしいという思いも込めて、みかんを配布しています」

カナダのクリスマスオレンジですが、この時に送られるオレンジとは、日本から輸入する温州みかんがほとんどで、温州みかんの海外への輸出先は、大半がカナダだそうです。

八幡浜高等学校

寒さが厳しいカナダでは、冬場に食べられるフルーツが少なかったため、大量に日本から輸入されるようになったといいます。
その後に温州ミカンは「聖なる果実」として、カナダではクリスマスシーズンの到来を告げる風物詩となっています。

こうした背景もあり、西宇和では、贈り物としてハート形のみかんを作っているのですが、そのパッケージのデザインに、A★KINDの皆さんがアイデアを出しているのです。

ハート形のみかん

A★KINDの皆さんは、文化祭の時にも、みかんの販売を行っています。
みかんは、海をも越えて、それぞれの思いを届け、人や文化をつなげる架け橋のような存在になっています。

取材日 2019年2月上旬

次の最終回では、A★KINDの皆さんの思いや今後の目標について、ご紹介いたします。

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