西宇和の新規就農者
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インタビュー

2019.12.12

西宇和で新しく就農された方がいると聞き、取材してきました。
川上共選に所属されている、田中啓介さん、田中真奈さんご夫妻です。就農一年目のお二人に、就農されたきっかけや経緯、みかん作りの思いについて話していただきました。

田中啓介さん、田中真奈さんご夫妻

就農された経緯について、田中啓介さんは、「出身は地元なので、みかんを目にする機会は多々ありましたが、実はあまりみかん農業に関心はなく、仕事も農業とは関係のない電力関係の仕事に携わっていました。農業のきっかけになったのは、5年前に、就農した知人から収穫を手伝うように頼まれたことですね。そのときも、みかんに興味があるというよりも、いい運動になると思ったからでした。そんなきっかけで入ったみかん作りですが、手伝う中でだんだんと魅力を感じるようになりました」と、話してくれました。

  • 田中真奈さん
  • 田中啓介さん

地元ということもあり、もともと関心があるものと思っていましたが、みかんを意識することは意外となかったそうです。
就農される理由にもなった、みかん作りの魅力を教えてもらいました。

みかん作り

「一番は、みかんが育つことのやりがいですね。農業では自分の努力が直接結果に結び付きます。教わったことや考えたことを実行し、その成果として、実が付き、大きく成長したときはとても達成感があります」

新しく就農

農家になるということは、これまでとは生活が変わることでもあり、新しい生活に期待もあれば、不安もあったことだと思います。
真奈さんに、みかん農家になるときの思いや感想について尋ねてみました。

みかん農家

「真面目に仕事をしてくれるので、特に反対という考えはありませんでしたね。純粋に手伝おうという気持ちでした。分からない作業は、皆さんに教えてもらいながら試行錯誤しています。もちろん大変なこともありますが、コツコツと手塩にかけて育てていきたいです」
夫婦で相談したり、手伝ったりできるため、作業もはかどるとのこと。この日は、川上共選で取り扱っているハートみかんの型を二人で設置されていました。

蜜柑

最後に、みかん作りに関心がある方へのメッセージをいただきました。
「作業は自分で決められますが、産地としてコンスタントに一定の量、品質を届けるという責任もあります。研修や指導もしっかりと行ってくれるため、中途半端にならず、一生懸命がんばれます。自分の手でみかんが育つのは大きな喜びです。みかんが好きで、本当にやってみたいと思う方は、ぜひ挑戦してください」

取材日 2019年9月上旬

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