早生（わせ）みかんの収穫が最盛を迎える11月中旬になると、色付きの良いみかんが農園を覆います。

あちこちで収穫が行われ、みかんを運ぶための小型モノレールもひっきりなしに動き、農園が生き生きとしています。
直売所などにもたくさんのみかんが並び、かんきつの季節になったことを実感できます。

夕方の時間には、農園もみかん色に染まり、また違った風情があります。
夕焼けとみかんの色が重なり、空と一体となって溶け込む様子を眺めていると、物思いにふけりたくなりますよ。
そして、暗くなると手元が見えなくなるため、日没が作業終了の合図です。

早生みかんの収穫が終わると、次は中生（なかて）みかんが登場します。
甘みもいっそう強くなり、みずみずしい味わいが、寒くて乾燥しやすい冬の体に染みわたりますよ。

撮影日 2019年11月中旬