収穫は一つ一つ丁寧に
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2019.12.17
みかんの収穫は、一年の仕上げであり、最も大変な作業です。
みかんは木に実っているため、腰を曲げる作業は意外と少ないのですが、何といっても、一つの木には600〜700個の実がなるといわれており(木の年齢などにより異なります)、農園全体で考えると膨大な数です。
ところで、みかんの収穫は、どのように行っていると思いますか?
引っ張ると枝から取れそうな気がしますが、強く引っ張ると実にも、木にも負荷をかけてしまうので、はさみなどを使って一つ一つ丁寧に切り取ります。
切り取る茎の部分も重要です。店頭に並んでいるみかんはすべてヘタが短いですよね。茎から切るときに、ヘタの部分を長く残してしまうと、他のみかんとぶつかって傷が付いてしまうためです。
細かいことではありますが、最後まで手を抜かず、収穫作業を行っています。
収穫したみかんはトラックに詰め込まれ、麓へと運ばれます。
麓と農園を何度も往復する必要があるので、収穫期にはトラックが続々と農園を上がり下りします。山にあるため、農園の道は少し狭くなっていますが、農家の方はスイスイと登っていきます。対向車とすれ違う時には、あうんの呼吸で素早くよけるなど、農家の方は驚くほど運転が上手です。
今シーズンも、たくさんの西宇和みかんが出荷されますのでお楽しみに!
撮影日 2019年11月中旬