今年の冬は、日本各地で平均気温が過去最高を更新したり、降雪量が統計開始以来最少を観測したりするなど、記録的に暖かい冬になっています。

初雪の観測も、史上最も遅い地域が多くあり、雪がない冬だといえますね。冬に暖かいと過ごしやすい一方、雪不足によるさまざまな影響も想定されますが、かんきつの生育に雪はどのように影響しているのでしょうか。

まず基本的に、かんきつは寒さに弱いです。
比較的寒さに強いといわれるみかんも、冬場は防寒対策が欠かせません。あまりに気温が低いとみかんが凍ってしまうこともあります。また、冬が訪れ、木々の葉を落とす風を「木枯らし」と呼びますが、実際に冬場の冷たい風は木そのものにもダメージを与えてしまいます。

生育の面でいうと暖かい方が望ましく、雪は降らない方がよいのですが、真っ白な雪にみかんの鮮やかな色はよく映えますね。

今後も暖冬の傾向が予想されていますが、寒くなったり、暑くなったりと、体調を崩しやすい時期です。しっかりと健康を管理して、かんきつを食べて元気に過ごしましょう。