西宇和の農園といえば、何といっても一面に広がる段々畑がイメージされますね。農園のある山は、なだらかに高くなるわけではなく急峻になっており、こうした特徴が独特の風景を生み出します。

みかん農園の多くが、海から道を隔ててすぐの山にあります。
実際に登っていくと、つづら折りの急な坂道が続き、頂上近くではかなりの標高になります。遠方に海を眺めるというよりも、上から見下ろしている感覚です。

海を見下ろしながら澄んだ空気を吸うと、それだけで、晴れやかな気持ちになります。
また先人の方々が、こうした山々に石垣を組み長年にわたる努力を重ね、農園を造り上げたと考えると、感慨深いものがあります。

みかんを育てるための環境もさることながら、この風景も西宇和の自慢の一つです。