土地を生かしたみかん作り
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2020.10.8
西宇和では、ひとシーズンで何万トンものみかんが作られています。
みかん1個の重さをおよそ100gと考えると、いかに膨大な数が育てられているか分かりますね。
それだけ多くのみかんを育てるため、もちろん農園も広大で多種多様です。同じエリアでも、海に隣接した農園があれば、少し奥まった山の急斜面に位置する農園などもあり、それぞれの土地を生かした工夫を行っています。
実際に農園を歩いてみると、いろいろな発見があります。
例えば、西宇和の象徴的な段々畑を作る石垣は、土地を開墾する際に出た石が使われています。丸い石だったり、平べったい石だったりと、それぞれの土地の様子を垣間見ることができます。
また、農園によっては、木々の間にちょっとした段差の溝が掘られています。言われないと気付かないほどの溝のため、自然に削れてできたものかと思いきや、雨水の排水をコントロールするために、掘ったものだそうです。
同じ畑の中でも、場所によって水の集まり方や流れ方も違うとのこと。
土づくりや木の配置など、みかん畑は細かいところまで考えて整備されています。