みかんと色素
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みかんは甘くて栄養も豊富なため、たくさん食べたくなりますね。
特に、寒くなり体調に気を付けたい冬にはぴったりの果物です。
しかし、あまりに多く食べていると、みかんの色が移ったように、手が黄色くなったという経験はないでしょうか?

これにはみかんの色が関係しています。
みかんの鮮やかなオレンジ色は、黄色い色素であるβクリプトキサンチンによるものです。みかんに限らず、他の食べ物やサプリなどで色素を大量に摂取すると色が出ることがあります。

みかんと色素

単純に、一時的に色素が蓄積されているだけなので、健康上問題はなく、色素の摂取を控えれば自然と戻ります。

有名な言葉で、「人は食べたものでできている」というものがありますが、まさしく日々食べたものが私たちの体の一部となっているのです。
気になる方もいるかもしれませんが、βクリプトキサンチンは、自分の体では作れない上に、さまざまな健康効果も期待されているため、むしろ積極的に取りたい成分ですね。

近年は健康志向の高まりもあり、体に良い食事を心掛けている方も多いと思いますが、体に良い影響は、目に見えたり、簡単に数値で示されたりするものではないため、なかなか実感できないことと思います。
手が黄色くなったということは、見方を変えると、しっかりとみかんの栄養を吸収できたと言えるかもしれませんね。

西宇和蜜柑

とはいえ、健康のためには食事のバランスに気を付け、偏らないように適切に栄養を摂取することが大事です。

みかんもまとめて大量に食べるより、1日に2〜3個を目安に、コツコツ食べるのがおすすめです。

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