12月のかんきつ 紅まどんな
News

かんきつと一口にいっても、大きく分けると、みかんとその他の中晩柑(ちゅうばんかん)に分類できます。中晩柑は大きいものや小さいもの、オレンジ色や黄色のもの、甘いものや酸味のあるものなど多種多様な品種があり、登場する時期もさまざまです。

現在登場しているかんきつの多くはみかんで、中晩柑はその多くが年が明けてからになります。例えば、有名なところでは伊予柑やデコポンがありますね。
これらは早いもので1月ごろからで、多くは2月や3月が旬の時期になります。このようにみかんと入れ替わるようにして登場する中晩柑ですが、中でも早くに出荷される中晩柑もあります。
それが紅まどんなです。

中晩柑(ちゅうばんかん)

正式には「愛媛果試第28号」という名前で、不知火(しらぬい)とデコポンと同じように、基準を満たしたものが紅まどんなと呼ばれます。12月ごろがメインの出荷と、他の品種と比べるとかなり早めの登場になっています。
紅まどんなは愛媛県で誕生したオリジナルの品種で、甘みが強くゼリーのように柔らかく滑らかな果肉が特徴です。さらに一つ一つの房を包むじょうのうも、とても薄くなっています。

紅まどんな

皮は薄くて柔らかいものの、実が大きく少しむきにくくなっているため、カットしてから食べるのがおすすめです。
愛媛県内だけの生産でそこまで出回る数が多くなく、少し高級な品種であるため、贈り物としてもぴったりです。

ニューストップへ