みかんの色付きと気温
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寒さも一段と厳しくなりました。今年は例年とは違うことも多く、健康管理には十分注意が必要ですね。
冬になると、夏ごろには緑色や黄色だったみかんの色が、だいだい色に変わっています。なぜみかんは時期によって色が違うのでしょうか?

みかんの中でも品種が違うということもあるのですが、みかんを含めた植物の色が変わることには、気温が大きく関係しています。
季節によって色が変わる植物として代表的なのは紅葉やイチョウですね。どちらも夏には緑色をしていますが、季節が進み秋になると、それぞれ鮮やかな赤色と黄色に変わります。

緑色や黄色だったみかん イチョウ

これは気温が下がることで緑の色素が分解され、代わりに赤い色素や黄色い色素が現れることによります。
みかんも緑色から黄色やオレンジ色に変わるには、適切な時期にしっかりと気温が下がることが必要です。
そのため、秋から冬にかけて温暖な気候が続くと緑の色素が長く残り、色が付きにくくなってしまうことがあるのです。みかんも自然のもので、なかなか思い通りにはいかないこともありますね。

イチョウ

こうしたみかんをはじめ、あらゆる果物や野菜は、赤色や黄色、オレンジ色、緑色などそれぞれ独自の色を持っています。
普段の生活で、ことさらに身の回りのものや食べ物の色を気にすることはあまりないと思いますが、多種多様な色があるというのはとても面白いことですね。

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