「はるか」と「はるみ」
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かんきつには名前が似ている品種があります。
例えば、ポンカンとデコポンは「ポン」という名前が入っていますね。これはポンカンがデコポンの親の品種であり、その名前を引き継いでいます。

一方で名前が似ていても、直接の関係がない品種もあります。
その一つが「はるか」と「はるみ」です。どちらも2〜3月ごろに登場する品種ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

はるみ

はるみ

実は名前は似ていても、見た目や味は全く違います。
まず見た目で言うと、はるみはだいだい色です。はるみは清見とポンカンが親の品種で、高い糖度に柔らかい果肉が特徴です。

一方のはるかは、日向夏(ひゅうがなつ)が自然交雑して誕生した品種で、きれいな黄色をしています。黄色というと、レモンやグレープフルーツのように酸味が強いという印象を受けるかもしれませんが、想像に反して酸味はかなり少なく、さわやかな甘さが楽しめます。

はるか

はるか

はるかとはるみは、お店に並ぶ時期が近いため、なんとなく似たような名前のかんきつを見た気がする、ということがあるかもしれません。
それぞれに違う良さがありますので、店頭で見かけたらぜひお試しください。

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