春の西宇和の農園
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3月末に、西宇和の佐田岬半島にある農園を訪れました。

寒かった頃には、農園のあちこちにかんきつが見られましたが、今や一部の中晩柑(ちゅうばんかん)を除いて収穫はほとんど終わっています。

忙しい時期は、農家の方が入れ替わり立ち替わり農園を訪れ、ラジオを聞きながら作業をするなどにぎやかな様子ですが、この日は農家の方もほとんど見られませんでした。

静かでかんきつもない農園というのは、どこか不思議な光景です。

みかんや中晩柑の収穫が終わってからは、次のシーズンに向けた準備が始まります。
まずは肥料を与えたり、雑草を抜いたりするなどの土づくりです。
おいしいかんきつができるのは、元気な木があってのものですね。木にしっかりと栄養を与えるための土づくりは、まさしく土台を作るための作業です。

それから不必要な枝や伸びすぎた枝を切り、形を整える剪定(せんてい)です。
徒長枝(とちょうし)と呼ばれる枝は、放っておくと栄養を取りすぎてしまい、木全体の栄養バランスを崩してしまうため、木は一本一本の管理が欠かせません。

枝だけでなく、葉に関しても調整します。
葉は光合成を行い、成長に欠かせないものですが、多すぎると木全体の日当たりや風通しが悪くなってしまうため、やはり適度な枚数にする必要があります。

その他にも、風の強い海沿いの農園などでは、防風林の手入れなども行われます。

これらの作業は直接かんきつを手入れするものではないため、あまり重要ではないように思えるかもしれませんが、おいしいかんきつ作りには欠かせない作業ですね。
これから次のシーズンに向けて、新たなかんきつが育つのが今から楽しみです。

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