佐田岬半島の景色
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2021.5.12
四国最西端、全長50km以上にもなる佐田岬半島。
愛媛県から大分県に向かって細長く伸びた半島は、北側を瀬戸内海、南側を宇和海に面した自然豊かな場所です。
穏やかな海では漁業が盛んなほか、佐田岬の先端まで続く道からは水平線の見える雄大な景色を楽しめ、近年はサイクリングのコースとしても注目が集まっています。
さらに、車で走ると道路の溝によって音楽が流れるメロディーラインも有名で、ここでは童謡の「みかんの花咲く丘」を聞くことができます。
そんな佐田岬半島の農園から見られる景色は実に壮観です。
急な山の傾斜に沿って農園が作られているため、眼下には波が打ち寄せる様子が見られ、割れる音まで聞こえます。
標高の高い山の上に農園が作られた佐田岬ならではの景色です。
開けた海に面していることから風が強いのも特徴で、どの農園も防風林でしっかりと覆われています。
一方で雪や霜が少ないため、寒さに弱く温暖な気候が必要なかんきつに適しており、冬を越して出荷される中晩柑の生産が活発です。
佐田岬半島では、何よりもかんきつが育つために重要な太陽の光を遮るものはなく、海から反射する日光にもしっかりと当たることができるという良さがあります。
この景色は私たちが楽しめるだけでなく、多様なかんきつを作るためにも恵まれた環境だといえますね。