みかんの成長と梅雨
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今年は全国的に平年よりも早く梅雨になりました。
雨が多くて蒸し暑くなり、ついつい運動不足になりがちですので、体を動かすことを心掛けたいですね。

私たちにとっては少し憂鬱な季節ですが、みかんにとっては成長するために大切な時期です。

みかんの葉

6月は、枝や根を伸ばし少しずつ実を作るとともに、夏に実を大きく育てられるように栄養を蓄えます。
農園では、雨で問題がないか目を配り、多く実りすぎた木は、実を減らす摘果(てきか)を行ったり、肥料をあげたりします。
このとき、肥料はすべての木にあげればいいと思うかもしませんが、過剰な肥料はかえって木を弱らせてしまうため、木ごとに適切な量を判断する必要があります。
この季節は、高品質なみかん作りに欠かせない、体づくりともいえる時期です。

一方で日照不足になってしまうことも問題です。
木につける葉の数が多いと栄養をたくさん作れますが、木の内部まで光が入らなくなるなど、全体の栄養状態が崩れてしまいます。
毎年、みかんの出荷が終わると、枝や葉を適度に減らす剪定(せんてい)を行いますが、こうした作業が後に生きてきます。
木の写真は、昨年8月の様子ですが、内側まで光が届きやすく整えられていますね。

みかんの木

梅雨が明ければ、いよいよ本格的な夏の到来です。
今年は梅雨入りが早かった一方で、梅雨明けも早いことが見込まれています。

夏によく太陽に当たり、おいしいみかんに育つのが楽しみです。

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