みかん作りの集大成 収穫
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2021.12.2
みかんの生育では、木の形を整える剪定(せんてい)や、定期的な水分の管理、品質を高めるために実を落とす摘果(てきか)など、さまざまな作業がありますね。
では、一番大変な作業は何だと思いますか?
農家の方に、特に大変な作業について聞くと、多くの方が「収穫」と答えます。
みかんは一本の木に、およそ700個もの実を付けるといわれています。それもただ取るだけでなく、傷などの状態も確認しながら、一つ一つ手で取っていきます。
以前、数が多くて間に合わない時はどうするのかと尋ねたら、「何としてでも間に合わせます」と答えてくれました。
みかんが木に実ったままということは、私たちでいうと、両手にいっぱい荷物を抱えている状態だそうです。そのままでは新たにものを持てないように、みかんも取り切らなければ次の実を付けることができず、生育のサイクルが崩れてしまうそうです。
そのため、何がなんでも取り終える必要があり、収穫期は忙しすぎてほとんど記憶がないという方も。
みかんの一大産地として、生産量や品質を守るための強い意志を感じます。
一方で、収穫は楽しくもあると言います。
数々の作業や天候などの困難を乗り越えて、おいしく仕上がった自慢のみかんを皆さんに届けられることが、やはりうれしいそうです。
大変さもありますが、同時に、みかん作りの集大成ともいえる達成感のある作業ですね。
みかんは今まさに全盛期を迎え、日々、日本各地へと出荷されています。
Nマークの表示された西宇和みかんは、光センサーにより糖度を計測し、品質の基準を満たしたものです。
こだわりの西宇和みかんをぜひお試しください。