みかんの色の移り変わり
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年の瀬で、寒さが厳しくなりました。
お店にはたくさんのみかんが並んでいますが、最初は濃い緑色をしていたみかんも、今やだいだい色をしていますね。
では、実際にどれほど変わったのでしょうか?
なかなか比較する機会のない、色付きの変遷を見てみましょう!

夏ごろまでは緑色

みかんが育ち始めるのは5月からです。
きれいな白い花が咲いた後に、小さな実が現れます。
それから実が大きくなる夏ごろまでは緑色をしています。
しっかりと実を大きくし、中身をつくる成長の時期です。

少しずつ緑色から黄色へ

色に変化があるのは秋に入りかけた頃から。
少しずつ緑色から黄色へと変わります。
この時期には糖度が上がり、酸味が減ることで、みかんらしい味わいになります。
最も早く出荷を迎える極早生(ごくわせ)みかんは、この時期からの登場ですね。

色の変化

最後は収穫間近、12月ごろの模様です。
色味はますます濃く、すっかりみかんの色になっています。
甘味もいっそう強くなり、冬にこたつで食べるみかんといえば、このイメージですね。

こうして並べてみると、色の変化がよく分かります。
みかんがきれいに色付くには、それぞれの季節らしい気候が大切で、特に秋から冬の収穫時期に気温が下がることが欠かせません。
そして、もちろん見た目に伴って味も変わっています。

みかんは果物の中では、比較的長い期間出荷される果物です。
時期とともに変化する見た目や味わいにも、注目してださい。

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