みかん? 中晩柑? かんきつ?
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あけましておめでとうございます。2022年になりました。
皆さんにとって、良い一年になることを願っています。

さて突然ですが、みかんとは何でしょうか?
禅問答のようですが、実はよく使用される「みかん」という言葉は、奥が深い言葉なのです。
だいだい色で皮をむく冬の果物は、どれでも「みかん」と呼ばれることがありますが、実際には細かい分け方があり、みかんというのも一つの品種なのです。
今回は、みかんにまつわる区分について紹介します。

みかん

まずは、みかんについて。
日本においてみかんと言えば、温州みかんのことを指します。
温州は「おんしゅう」ではなく、「うんしゅう」と読みます。
みかんは日本で発見されたものですが、かんきつの有名な産地である中国の「温州」という地名にあやかって、この名前が付けられたといわれています。

次に、あまりなじみがないかもしれませんが、「中晩柑(ちゅうばんかん)」という呼び方があります。
中晩柑とは、温州みかんを除いて、主に年明けから出荷を迎える品種を指します。
西宇和では、清見(きよみ)や伊予柑(いよかん)、デコポンなどから、せとか、甘平(かんぺい)といった近年人気の品種まで、たくさんの種類があります。
実が大きく、食べ応えのある品種が多いのも特徴ですね。

中晩柑(ちゅうばんかん)

そして「柑橘(かんきつ)」というと、これらのみかんや中晩柑などを総称した、大きなくくりになります。
違いを知っておくと、少し自慢になり、かんきつを選ぶのが楽しくなるかもしれませんね。

みかんのシーズンはあと少しですが、中晩柑は、年明けから本番を迎えます。
ぜひ、みかんも中晩柑もお楽しみください。

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