もう一つの名産品「富士柿」その2
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前回に続いて、西宇和の名産品「富士柿」についてご紹介します。今回は、収穫後の様子です。

この日も、管内に3つある脱渋(だつじゅう)施設へ、次から次に富士柿が運び込まれていました。

富士柿

食べると甘い富士柿ですが、実は渋柿です。渋柿は、よく焼酎に漬けて渋みを抜くと言われますが、西宇和から出荷されている渋柿は、専用の脱渋施設の室(むろ)に入れられ、アルコールを用いた脱渋処理を行っています。

脱渋施設の室

大掛かりな施設の中で、室の温度や果実の温度、処理時間など、繊細に数値を管理しながら、6日ほどかけて脱渋を行います。

脱渋が終わった富士柿は、選果にかけられます。選果場の様子をご紹介しましょう。

選果場

レーンに並んだ富士柿は、カメラによって着色や傷を判定し、光センサーにより糖度を計測します。

光センサー

1個1個にデータが付き、サイズはもちろん品質のランクが決まります。
さらには、人の目による確認を経て、箱詰めされていきます。

品質チェック

富士柿の出荷は、10月中旬から11月下旬までです。店頭で、ひときわ立派な柿が並んでいたら、富士柿かもしれません。

ぜひ手に取ってみてくださいね。

富士柿の出荷

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