日本一長い半島「佐田岬半島」
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愛媛県の西部、西宇和ではみかんをはじめとして、さまざまな種類のかんきつが育てられています。
さらに、西宇和の中でもエリアによって特徴があり、みかんを中心とした産地があれば、中晩柑(ちゅうばんかん)を中心とした産地、もしくはその両方を育てる産地もあります。

地域それぞれに個性がありますが、中でも特徴的なのは佐田岬(さだみさき)半島です。

愛媛県の西部、西宇和地域の地図

西宇和の地図で見ると、八幡浜市(やわたはまし)から海に向かって突き出る地形になっていますね。ここが、四国最西端に位置する、日本一長い半島「佐田岬半島」です。
全長およそ50kmの細長い半島で、長さはなんと日本一。
海に面し、遮るもののない日当たりの良い農園では、中晩柑を中心に、清見やデコポン、サンフルーツなど、さまざまな品種が育てられています。

愛媛県の西部、佐田岬半島の農園から海を見下ろした様子

実は佐田岬の農園では、冬に霜が降りにくいという特長があります。
多くの中晩柑は年明け以降に出荷を迎えるため、厳しい冬を乗り越えなければなりませんが、このエリアではさまざまな品種が生産されています。
春ごろまで出荷は続きますので、お楽しみに! 日本一長い半島である佐田岬半島の、道路と風力発電の風車の様子

中晩柑の生産が盛んな佐田岬半島ですが、近年は観光としても注目が集まっています。
少し前には観光や交流の拠点となる「佐田岬はなはな」という施設が誕生しました。
しらす丼やおいしい海鮮をはじめ、名産品などさまざまなものがあり、料理も観光も楽しめます。
道も走りやすく、サイクリングやドライブのコースとしてもおすすめです。

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