デコポン農家 中村俊輔さん
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中晩柑のシーズン真っただ中。
西宇和ではたくさんの品種が育てられ、出荷を迎えています。

今回訪れたのは、日本一長い半島の佐田岬半島にある、三崎共選の農園です。
出迎えてくれたのは、デコポンの生育を行う中村俊輔さん。

佐田岬半島の農園でデコポンを育てる中村俊輔さん

まずは、気になる出来栄えについて伺いました。

「今年のデコポンは、糖が高くて酸味は程よくあり、非常に良い仕上がりです。例年よりも収穫量は増え、サイズは2Lを中心に3Lも多く、全体的に大きく育っています。台風はありましたが、幸いなことに被害は少なく、外観も良い感じです。作り手の目指す理想的なデコポンになりました」

まるまるとしたデコポンを手に取る様子

農園のデコポンには、一つ一つ袋がかぶせられています。寒さや鳥などから守るために、冬の前に袋掛けを行うそうです。
袋を取ってもらうと、丸くて少しデコのある、デコポンらしい姿が見られました。

西宇和のデコポンの良さについて尋ねると、
「なんといっても味の良さです。西宇和では土づくりから始まり、水分の管理、剪定(せんてい)、摘果(てきか)など、さまざまな作業を丁寧に行っています。そのため高い糖度を誇り、酸味とのバランスも良く、濃い味を楽しむことができます。それから食べ応えです。大きな実だからこその食感も魅力です」
と教えてくれました。

佐田岬半島の農園は、周囲に遮るものがなく、さまざまな中晩柑が、日当たりの良い環境でのびのびと育ちます。
この日も、農園に続く道から望む景色が雄大で、海の輝きが印象的でした。

佐田岬半島の農園から見える海の景色

こうした土地の良さも、西宇和のかんきつのポイントだそうです。
最後に一言メッセージをもらいました!

「老若男女、食べてもらう人全員に、おいしいと言ってもらえるデコポンを目指して育てています。味も外観も、非常に良いものになっていますので、西宇和自慢のデコポンをぜひとも味わってください」

デコポンの品質を確認する中村さん

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