雨とともに育つ、まだ小さなみかん
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5月下旬、気象庁により広い範囲で梅雨入りしたことが発表されました。
今年は平年よりも少し早い梅雨となっており、気持ちの面で変化についていくのが大変ですが、雨の対策を忘れないようにしましょう。

みかんの生育では、この季節にどれぐらい雨が降るかが今後の成長を左右します。
梅雨は、みかんが水分をたっぷりと吸収し、これからの成長に備える時期です。

雨に濡れる小さなみかん

みかんは少しずつ実が大きくなり、それに伴って甘くおいしく、皮はだいだい色に変化する、というような一定のペースで育つわけではありません。
まずは実がしっかりと大きくなり、秋が近づいて気温が下がれば色が変わりはじめ、最後に酸味が抜け甘くおいしくなります。
特に味わい関しては、直線的に甘くおいしくなるのではなく、収穫前に急速に仕上がります。

西宇和の農園から見た海の景色

季節によって気候が全く違うように、みかんの生育も、それぞれの時期に必要な作業を行わなければなりません。
梅雨にも雑草が生えてこないか、みかんが病気になっていないかなど、農園全体を細かくチェックしています。

私たちにとっては、雨が多くうっとうしい季節ですが、みかんは夏に向けて着実に成長していきます。

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