9月中旬 みかんの生育状況
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2023.9.26
9月中旬、愛媛県の西宇和地域の農園を訪れました。
現在はみかんの先駆けとなる極早生(ごくわせ)の出荷が、いよいよ始まるタイミングです。
生育状況について農家の方に伺うと、今年は晴れの日が多く、暑い日が続いたことでみかんの持つクエン酸が減少。その結果、より甘みを感じやすくなっているそうです。
実際に極早生みかんを試食させてもらったところ、確かに酸味が少なく、しっかりと甘さもありました。
緑色をしていることから極早生みかんに酸っぱそうなイメージがあるという方も、ぜひ一度試してみてください!
全体的な傾向として、実の大きさは順調ですが、実った数が例年よりも多いため、現在は実を落とす摘果(てきか)の作業に追われているといいます。
作業を見ていると、リングのような不思議な形をした道具を使って、みかんを確かめていました。
一体何をしているのでしょうか?
これは生育の基準を満たしているか、みかんの大きさを測っているそうです。
時期ごとに決まった大きさのリングを用意し、間を通らなければ十分に大きく育っており、通るものは小さすぎるため落としていきます。
余分な実を減らすことで、味はもちろん色付きも良くなるといいます。さらに今年に実りすぎると、来年は少なくなることからも、数の調整が重要に。
こうした作業があるからこそ、おいしいみかんを毎年食べられるのですね。
時期的にまだ緑色のみかんが大半ですが、品種によっては少しずつ黄色へと色付きはじめています。
こちらの農園では9月末に極早生みかんの収穫が始まるそうです。
いよいよみかんも出荷の時期です。
おいしく育っていますので、ぜひ西宇和のみかんを食べてみてください!