西宇和ならではの農園風景
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みかんの農園と聞くと、平地にみかんの木が立ち並ぶ様子が思い浮かぶかもしれません。
西宇和では一風変わった景色が広がっています。

西宇和の農園では一風変わった景色が広がっている

海沿いの山を切り開いて段々畑を作り上げたため、水はけが良い上に遮るものがなく、しっかりと太陽の光を浴びます。
一方で、問題になるのが風。
あまりに強い風が吹くと、枝や葉と擦れて傷がついてしまうのです。
表面的なものであり品質には問題ありませんが、やはり傷は減らしたいところ。

そこで活躍するのが防風ネットや木による防風垣です。

みかんを風から守る防風ネット

うまく配置することで太陽を妨げることなく、しっかりと風から守ります。

みかんの木は山に沿った段々畑で育てられており、こうしたさまざまな構造が並ぶ姿から、山城のような壮大さも感じます。

山城のように壮大な西宇和の農園

そしてもう一つ、西宇和の農園で特徴的なものといえば、マルチシートと呼ばれる白いシートです。
おいしいみかんのためには、余分な水を入れないことが大切で、マルチシートは水をはじき、さらに太陽も反射します。

品質を上げるためにマルチシートを敷いている

特に近年は天候が不安定なことなどもあり、急な雨の影響を防ぐためにも、積極的な活用を進めています。

山の広い範囲でシートが敷かれている

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、山の広い範囲にマルチシートを敷いています。管理する手間はありますが、糖度を上げるのに大きな効果があります。

西宇和では工夫を凝らしてみかんが育てられている

西宇和の特殊な風景の中には、品質を上げ、おいしいみかんを育てるための、さまざまな工夫が凝らされていますね。

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