中晩柑の生育の様子とは?
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冬の日差しを存分に浴びて、中晩柑(ちゅうばんかん)と呼ばれるさまざまなかんきつが旬を迎えています。
中晩柑といえば、年明けから出荷が始まるかんきつで、たくさんの品種がありますね。実は愛媛県では、40種類以上もの品種があります!

黄色が特徴的なかんきつ「はるか」

みかんは全国的にも生産量が多く、育っている様子を見る機会があると思いますが、中晩柑についてはあまりありませんよね。。
どのように育てられているのか、収穫前の様子を見てみましょう!

かんきつの大トロとも呼ばれる高級かんきつ「せとか」

写真はかんきつの大トロとも呼ばれる「せとか」です。せとかは外皮がとても薄く、寒さから守るためにしっかりと袋が掛けられています(手前の一つだけ、撮影用に緑色の袋をはがしました)。
みかんの場合は、本格的な冬になる前に収穫が終わりますが、多くの中晩柑は雪が降るような寒い時期以降に出荷されます。作業は大変ですが、品種や場所によっては一つ一つに袋をかぶせています。

ヘタの部分が飛び出した個性的でおいしいかんきつ「デコポン」

ぽっこりとヘタの部分が飛び出した、個性あふれるかんきつ「デコポン」です。実は大きいですが種はほぼなく、皮も意外と柔らかくてむきやすいため、いつでも気軽に楽しめます。場所によっては鳥獣などの被害を防ぐために、サンテと呼ばれる伸縮性のあるナイロン生地をかぶせています。

西宇和の特産品の一つで、オレンジとみかんを掛け合わせて誕生した「清見」

最後に紹介するのは、西宇和の特産品の一つとして知られる「清見(きよみ)」です。こちらにも寒さや鳥獣から守るために袋を掛けていますね。清見が主に登場するのは3月ごろ。春先に向け、このままおいしく育っていきます。

こうして手間暇をかけて育てられた中晩柑は、みかんとはまた違った魅力があります。
ご自身で味わうのはもちろん、贈り物としてもおすすめです。
ぜひ今の時期ならではの、個性的な味わいを楽しんでください!

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