小さなみかんの誕生
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2024.6.10
鮮やかなだいだい色に、甘くてジューシーな味わい。
そんなみかんですが、もちろん最初は小さな実から始まります。
花が満開を迎えた後、そこに緑色をした小さなみかんが顔を出します。
この時点ではまだ親指の爪ほどの大きさですが、これから数カ月かけて成長し、みかんらしいだいだい色に変わっていきます。
生育が始まって早速ですが、みかんの木は大忙しに。
5月から夏にかけて、多くの栄養を吸収し、実が大きくなるためのエネルギーを蓄える必要があります。
夏からは、小さなみかんも急速に成長しはじめます。
青々とした葉に夏の日差しを浴びて、実がどんどん大きく育ちます。
この時期には病害虫の管理も重要で、定期的なチェックと適切な対策が必要です。
秋になると、みかんの色づきが進み、収穫の時期が近づいてきます。
この段階では外観の変化もさることながら、酸味が抜けて糖度が上がり、おいしく仕上がります。
品種ごとに収穫のタイミングも違い、早い品種では緑色のまま出荷されますが、中身はしっかりとみかんの味わいになっていますよ。
おいしいみかんも最初はほんの小さな実から。
小さくてかわいらしい実がこれから大きくて鮮やかなみかんに育つのが待ち遠しいですね。