次世代の木も成長中
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みかんの農園を見てみると、大きな木に混じって、小さな苗木が育っているのに気づきます。
全面的に植えるというわけでなく、ところどころで育っているのですが、これはどのようなものなのでしょうか?

成長しているみかんの苗木

これは次世代のみかんの木です。
実は、みかんの木にも寿命があり、年を重ねるごとに収穫できる実の数は減少するため、新しい木へと植え替える必要があるのです。

といっても一斉に植え替えるわけではありません。
みかんが収穫できるまでには5〜6年はかかるため、収穫量が極端に減ってしまわないよう、農園全体の様子を把握しながら少しずつ新しい木にかえていきます。

さまざまな年代の木が育つ西宇和の農園

一方でベテランの木ともなれば、収穫量こそ減ってしまいますが、味はとてもおいしくなるそうです。まさに樹齢を重ねた木が醸し出す、奥深い味わいというわけですね。

うまく樹齢のバランスを保つことで、収穫量を維持しつつ、おいしいみかんも確保できます。

世代交代が進む、歴史ある西宇和の農園

農園の風景を見渡すと、時の流れも感じられます。
成長中の若い苗木から、たくさんみかんを実らせる木、そして風格あるベテランの木まで、さまざまな世代の木々が共存しています。

100年以上の歴史がある西宇和の農園も、世代交代を繰り返しながら変化を続けています。

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