みかんの色は実に不思議ですね。
極早生みかんは緑色や黄色ですが、これから先の冬にイメージするみかんといえばだいだい色ですね。
少しずつ色が変わっていきますが、なぜこのような変化が起きるのでしょうか？

そもそも色が変わる時期がいつか考えると、9月や10月といった夏が終わり、秋が訪れて涼しくなる時期ですね。
つまり気温の変化が関係しています。

秋といえばイチョウや紅葉が、緑色から美しい色に変化するのが印象的だと思います。
これは気温が下がると、葉に含まれる緑色の色素（クロロフィル）が分解され、代わりに黄色やオレンジ色の色素（カロテノイド）が現れるためです。

みかんも同じで、気温が下がることで色が変わっていくように見えるということですね。
そのため色付きはじっくりと待つ必要があります。
自然に任せるしかなく、難しいところでもありますね。

お店に並ぶみかんも時期によって少しずつ色が変わっています。
次にみかんを手に取るとき、その色の変化にも注目してみてください。