富士柿のおいしさの秘密
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愛媛県八幡浜市、西宇和の地域の名物「富士柿」。
その栽培方法には、西宇和ならではの長年のみかん作りに通じる知恵と工夫が詰まっています。

富士柿が育てられるのは、山の標高の高い場所です。

富士柿の農園には銀色のシートが敷かれている

みかんと同じように日当たりの良い場所にありますが、特に興味深いのは、木の根元に敷かれた銀色のシート。
みかんでは白いシートが使用されていましたが、銀色であることでさらに光を反射し、たっぷりと太陽に当たります。

そして収穫後はすぐに出荷するかと思いきや、まだいくつもの過程があります。

出荷された富士柿は甘さたっぷりですが、実はワインの渋みと同じ、ポリフェノールの一種であるタンニンを含んでいるため、渋みを抜く必要があります。
この成分を丁寧に抜いていく過程が、富士柿に欠かせません。

タンニンによる渋みを抜くために、脱渋を行う

専用設備でじっくりと脱渋という作業を行い、あの甘くておいしい味わいになります。

品質管理も徹底的。
最新のカメラやセンサー技術と、人の目利きによる確認を組み合わせることで、品質を保っています。

カメラや光センサー、人の目によって品質を管理

みかんの生育に見られる品質への取り組みがここにもあります。

西宇和では富士柿やみかんだけでなく、キウイフルーツ、びわ、梨など、実に多彩な果物が育てられています。

西宇和の特産品富士柿

四季を通じて、さまざまな果物を楽しめるのも、温暖な気候と、生産者たちの情熱と技術があるからですね。

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