みかんはいつまで?
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年が明けると中晩柑(ちゅうばんかん)という種類のかんきつ類が出回るので、みかんはそろそろ終わり」と思っている方も多いかもしれません。
ところが実際には、年が変わってもスーパーなどでみかんが並び続けている光景を目にしますね。これは一体どういうことなのでしょうか?

西宇和でたくさん実っているみかん

その理由は「みかん」とひとくちに言っても、収穫時期や品種によって「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」など、さまざまな種類があるからです。

例えば夏の終わりから秋にかけて店頭に並ぶのは「極早生みかん」です。
緑色や黄色の混じった外観で、爽やかな甘酸っぱさが特徴の、まだ暑さの残る時期から楽しめるみかんですね。

爽やかな甘酸っぱさが特徴の極早生みかん

そして、11月から12月にかけて主に流通しているのが「早生みかん」や「中生みかん」。
これらはまさに秋から冬へと変わる時期に味わえる定番のみかんです。
色はだいだい色で、甘みは一層強くなり、酸味のバランスが取れた食べやすい品種が多く出回ります。

甘みと酸味のバランスが良い早生や中生みかん

そして早生や中生とあれば、さらに遅い品種もありそうですね。
それが「晩生(おくて)みかん」です。
晩生みかんは他よりも収穫時期が遅く、冬から春先にかけて市場に顔を出します。

こうした種類や収穫時期の違いもあるため、年が明けてもお店でみかんを見かけるということですね。
みかんの見た目は似ていますが、同じみかんでも時期によって味わいは異なるので、ぜひ変化を楽しんでみてください。

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