地中海生まれのかんきつ「タロッコ」
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温州みかんをはじめ、いよかん、デコポン、清見など、日本で誕生したかんきつはたくさんありますね。
もちろん海外で生まれた品種もさまざまなものがあります。
そんな海外で生まれた品種の一つで人気を集めているのが、イタリアの地中海が原産地のブラッドオレンジ「タロッコ」です。

地中海生まれのブラッドオレンジ「タロッコ」

タロッコはブラッドオレンジの一種ですが、外見は普通のオレンジのようですね。
しかしカットしてみると、果肉が鮮やかな赤い色になっていることが分かります。

果肉が赤い色になっているタロッコ

こうした色が「ブラッド」という呼び方の由来になっているんですね。
実はタロッコ以外にも、ブラッドオレンジには、モロと呼ばれる品種などもあります。

タロッコで気になるのは、やはりその味わい。
赤い色をしているので、変わった食感、味わいなのかと思うかもしれませんが、果肉はみずみずしく肉厚で弾力があり、濃厚な甘さがありとても食べやすいです。
赤色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもので、食べやすい上に体にもうれしいですね。

見た目にも華やかなブラッドオレンジのタロッコ

タロッコなどのブラッドオレンジは、オレンジ色と赤色のグラデーションが美しく、見た目にも魅力的な品種です。食事に加えると一気に華やかになりますよ。
ジュースとしても人気が高いので、赤いオレンジジュースとして見かけることもあるかもしれませんね。

日本では愛媛県が主な産地です。西宇和では40年以上前に育てられはじめ、今日に至るまで品質を磨き上げてきました。

イタリア生まれ、日本育ちのタロッコは、春先の今が旬の時期です。
地中海を思わせる豊かな風味のタロッコをぜひ手に取ってみてください!

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