西宇和のみかんは、2度も天皇杯受賞するなど、高い評価をいただいています。
なぜ西宇和みかんはおいしいのでしょうか？

収穫前のみかんの農園を見ていると、その秘密の一つが見えてきます。

西宇和の農園を見ると、みかんの木の根元に白いシートが目立ちますね。
実はこれはみかんをおいしくするために大切なものなんです。

とはいえイメージとしては、しっかりと太陽に当たり、水分もたっぷり吸収する方がおいしくなりそうですよね。なのにシートを被せてしまうと水が入らなくなりそうです。

しかし、実際にはおいしいみかんのためには、大きく育った後の仕上げる段階で水を減らすことが欠かせません。
雨などで水を吸収しすぎると、味わいも水っぽくなってしまうのです。
このシートは、農家の方が夏の終わり頃から敷き、余分な水分が入るのを防いでいます。

さらにシートが白いことで、太陽を反射し、下からも光に当たります。

それだけでなく、西宇和のエリアは、みかん栽培に非常に適した地形と気象条件に恵まれています。
段々畑に広がる農園には、空から降り注ぐ太陽の光、海から反射する光、そして石垣からの反射という「3つの太陽」があり、みかんの味を甘くて濃厚なものに育て上げます。

西宇和で育ったみかんは、味わいはもちろんのこと、特にじょうのうという果肉を包む袋が薄く、味わいを邪魔しないなめらかな食感です。

おいしいみかんを食べたい時は、ぜひ西宇和で育てられ、品質の検査を受けた証である「Nマーク」のみかんを探してみてください！