私たちの西宇和みかん その3
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2019.3.11
前回に続き、全5回のシリーズで、八幡浜高等学校の商業研究部「バーチャルカンパニー A★KIND(あきんど)」の活動を紹介いたします。
A★KINDでは、新しい取り組みとして、手の汚れないみかんの食べ方について研究をしているそうです。発案者である入山さん(2年)は、きっかけについて次のように話してくれました。
「スマートフォンなどをよく使用する若い人は、手が汚れてしまうからみかんを食べないということを聞き、すごくもったいないことだと思いました。手の汚れないみかんの食べ方があれば気軽に食べてもらえると思い、その方法を考えています」
入山さんが部内で提案した時の企画書
私たちは、みかんの皮をむいて食べる時に、手が少しベタベタになると考えますが、実際に、どこがどのように汚れるかは、意外と考えていませんね。
入山さんは、その主な問題は利き手の親指にあると話します。
「実際にみかんをむいてもらえば分かりますが、むく時に使う指はほとんど親指だけです」
そこで入山さんは、親指にだけ指サックをはめることで、きれいに食べられると考えました。
この方法だと爪も汚れることがありません。指サックが一つだけあれば可能なので、とても気軽に試すこともできますね。
この方法は、まだ完璧ではなく、ここから改良して、みかんの食べ方を改善していきたいそうです。
今後、A★KINDの面白い発明で、みかんのさらに新しい食べ方が考案されるかもしれません。
取材日 2019年2月上旬
次回は、クリスマスオレンジについて紹介します。